オーツミルクの副作用(想定していない体への悪影響)も飲みすぎなければ特に心配はありません。乳糖不耐症の方も美味しく飲めます。
もちろん飲みすぎた場合、下痢や腹痛といった症状の原因になる可能性があります。これはオーツミルクの食物繊維によるものです。
一方でオーツ麦自体にはグルテンが含まれていませんが製造過程で混入する可能性もごく僅かにあります。小麦アレルギーを持っている方はオーツミルクの表示に気をつけましょう。
オーツミルクを飲む前に
知っておきたいこと
- 副作用(想定していない体への悪影響)は特になく、乳糖不耐症の方も安心して飲める
- 飲み過ぎると過剰な食物繊維による下痢や腹痛の原因になる可能性あり
- メーカーによって製造・加工の過程で微量のグルテンが混入する可能性も→グルテンアレルギーの方は要注意
オーツミルクのデメリットについて!
オーツミルクに副作用はあるのか|乳糖不耐症を持つ方の強い味方
結論、オーツミルクによる副作用(想定していない体への悪影響)として指摘されている影響はありません。
もちろん飲み過ぎなど間違った飲み方をした場合、体への悪影響は少なからずあります。それはどんな食べ物・飲み物もそうです。
オーツミルクが注目されている理由はそういった副作用・悪影響ではなく、乳糖不耐症で乳製品(牛乳など)が飲めない人にとって強い味方になりうるメリットです。
乳糖不耐症(牛乳を飲むと体に悪い影響が出る)の方にとっても飲みやすい
乳糖不耐症(牛乳を飲むとお腹を壊す症状)の方にとっても、オーツミルクは嬉しい存在です。
牛乳を飲んだ時にお腹の調子が悪くなった経験がある方も少なくはないはず。乳糖の働き(ラクターゼ・ラクトース)でこのような症状が起きます。
ただし日本人は症状自体よくあるものの、乳糖不耐症の方が非常に多いというわけではないようです。
※参考:一般社団法人 j-milk『ウワサ16 日本人のほとんどは、牛乳を飲むとおなかをこわす』
グルテンフリー?のオーツミルク
オーツミルクとは、オーツ麦(えん麦・燕麦)を原料として製造した植物性ミルク。
そのオーツ麦自体には小麦グルテンが含まれません。
- グルテン不耐症(過敏症)
- セリアック病
- グルテンアレルギー
これらに該当する方にとってオーツミルクは「実質上グルテンフリー」なので一旦は安心して飲める飲み物でしょう。
グルテンフリーとは
オーツ麦自体にグルテンは含まれないため、オーツミルクも実質上はグルテンフリーです。
ただし小麦などグルテンを含む穀物と同じ工場で製造された場合、グルテンがほんの少しだけ混ざってしまう可能性がある(コンタミネーション)ため、「実質上グルテンフリー」とあえてお伝えしました。
この場合製品のパッケージに「本品は卵、乳、小麦を含む商品と共通の設備で製造しています」と記載されているため、この表示もしっかりと確認した方がいいでしょう。
小麦アレルギーの人は要注意|日本にはグルテンフリーの明確な基準は設けられていない
日本ではグルテンフリーの明確な基準は設けられていません。
販売者には「原材料におけるアレルゲンの状況を十分に確認した上、適切なアレルギー表示を」という注意喚起表記を消費者庁が推奨していますが、欧米諸国はより具体的な数値を定めています。
その観点で言えば、オーツミルクは現状国内で製造されているものは少なくほとんどが輸入品です。海外の方がグルテンフリーの基準がより明確に決められているため、輸入品の方が確認しやすいかもしれません。
- セリアック病の人の商品選択に資する観点から、「グルテンフリー」表示が可能。
- 表示する際は、グルテン濃度が20ppm以下。
飲み過ぎると食物繊維の過剰摂取に
飲み過ぎると、オーツミルクの食物繊維の過剰摂取で下痢や腹痛の原因になる可能性があります。
牛乳と比べて豊富な食物繊維が含まれているオーツミルク。アレルギー反応ではないにしろ、飲み過ぎには注意したいところです。
飲みやすいから
たくさん食物繊維を摂取したいから
といった理由で飲み過ぎると、かえって逆効果。
オーツミルクの適切な量と飲み方を守って楽しみましょう。