オーツミルクのカルシウムについて|牛乳よりも豊富なのはなぜ?

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オーツミルクはカルシウムが豊富。メーカーやブランドにもよりますが、牛乳とほぼ同じかそれ以上カルシウムを含みます。

ただしオーツミルクのカルシウムについて知っておきたいことが3点あります。

  • オーツミルクのカルシウムは植物性カルシウム。動物性カルシウムよりも吸収率が少し低い
  • カルシウムはマグネシウムなどと一緒に取ると吸収率が上がる
  • カルシウム不足はオーツミルクだけではなく、他の食品でも補おう
100mlあたりカルシウム量
牛乳113-127mg
alpro 砂糖不使用144mg
OATSIDE98mg
OATLY120mg
minor figures120mg

オーツミルクの全栄養素について総まとめ!

目次

オーツミルクはなぜカルシウムが豊富?牛乳や乳製品との違いについて

オーツミルクとは、オーツ麦(和名:えん麦・燕麦)を原料とした植物性ミルクです。

様々な栄養素がオーツミルクに含まれている中で、元々このオーツ麦にカルシウムが豊富に含まれていることから、オーツミルクにもカルシウムが含有されています。

乳製品以外にもカルシウムは含まれている

  • 魚介類
  • 藻類
  • 乳類(牛乳)
  • 豆類
  • 種実類
  • 野菜類
  • 穀物類(オーツ)

これらがカルシウムが豊富に含まれている食物です。乳類だけと思った方も少なくないはず。やはりカルシウムといえば牛乳のイメージが強いですよね。

人間の体内でも、体重の1〜2%ほどカルシウムを蓄積しており、実は生体内に最も多く存在するミネラルでもあります。

オーツミルクのカルシウムは牛乳など乳製品のカルシウムと違う

カルシウムの吸収率の違い

ひとえにカルシウムと言っても、動物性のカルシウムと植物性のカルシウムでは体内への吸収率が変わります。

カルシウム吸収率
乳製品40%
魚介類30%
野菜・穀物類19%

オーツミルクも穀物類の植物性カルシウムのため、カルシウムの吸収率は牛乳など乳製品と比べて低いです。

ただもちろん、オーツミルクはカルシウムを全く吸収できないわけではありません。他の食品と組み合わせで補うことができます。

なぜ植物性カルシウムは
吸収率が低い?

オーツミルクに代表される植物性食品・飲料には、

  • シュウ酸(ほうれん草に多い)
  • フィチン酸(豆・穀物類に多い)
  • リン
  • 食物繊維

が含まれ、これらがカルシウムの吸収を阻害する原因となっています。一方牛乳など乳製品は吸収率を高める成分も含まれており、やはり効率的に吸収できるのは乳製品と言えそうです。

カルシウムはマグネシウムと一緒に

カルシウムの吸収を促進する
栄養成分
  • 種実類:ナッツ、アーモンド系
  • 魚介類:小魚
  • 海藻類:アオサ、ひじき、焼きのりなど
  • 野菜類:切り干し大根、ほうれん草など
  • 豆類:きなこ、納豆、木綿豆腐

オーツミルクは植物性カルシウムのため、上記のカルシウム吸収を促進する食物を一緒に摂取するといいでしょう。

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