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【収穫体験】未来369ファーマーズさんのオーツ麦畑&オーツミルク飲み比べ会レポート

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このサイトを見ている、サステナブルな暮らしや植物性食品に興味をお持ちの皆さんは「いつかオーツ麦を収穫してみたい…」ときっと普段から思っていらっしゃるのではないでしょうか(私だけかもしれません?)

今回はそんな皆さんにおすすめしたい、未来369ファーマーズさんの「オーツ麦収穫体験&オーツミルク試飲比較イベント」に参加してきました!私自身、以前オーストラリアに住んでいた頃からオーツミルクの魅力にどっぷりハマっていたので、原料のオーツ麦を日本で収穫できるこのイベントを心待ちにしていました。

※2025年5月28日(水)と6月7日(土)に行われた、国産オーツミルクにこだわり国内でのオーツ麦栽培に取り組む未来369ファーマーズさんのオーツ麦収穫体験イベント。今後の開催は未定。公式インスタグラムを要チェック。

目次

オーツ麦収穫体験:品種、栽培、そして昔ながらの脱穀体験!

オーツ麦収穫体験レポート 2

イベントの始まりは、千葉県にあるオーツ麦畑での収穫体験からでした。都会の喧騒を離れ、心地よい風が吹き抜ける畑に足を踏み入れると、一面に広がるオーツ麦の穂がキラキラと輝いていました。

こちらは未来369ファーマーズさんのオーツ麦畑で、日本国産の品種を中心としたオーツ麦が育てられており、九州で育てられた種を春に蒔いたものなど多様なオーツ麦が栽培されています。

私たち参加者は、それぞれ品種の成長具合や形状の違いを間近で観察し、オーツ麦栽培の奥深さを肌で感じることができました。

オーツ麦の多様な表情:品種と栽培方法

オーツ麦収穫体験レポート 3

未来369ファーマーズさんの畑では、昨年から場所や播き方を変えるなど様々な試みがされています。例えば、同じ品種、同じ播き方をしたにも関わらず、生育に違いが見られる区画も。これは、種の落ち方や土の状況、水の加減など、様々な要因が複雑に絡み合っていると代表の篠原さんはおっしゃっていました。

特に興味深いのは、種の密度が成長に与える影響です。麦の場合、同じ場所に種が多く落ちると、お互いに「伸びよう、伸びよう」と競い合うため、かえって大きく育つことがあるそうです。一方で、種がまばらに蒔かれた区画では、背丈が低く、色も良く、一番良い状態に育っているオーツ麦も見受けられました。これは、適度な間隔で種を蒔くことの重要性を示しています。

オーツ麦を何年も育てていないと分からない発見…農業はとても奥深いです。

大地からの恵み!オーツ麦収穫体験🌾

収穫自体はとても簡易的でした。手袋をつけ、麦をブチブチと握りとっていく作業は、想像以上に楽しく、そして子供も楽しんでできそうな工程でした。最初は戸惑いましたが、未来369ファーマーズの篠原さんに優しく教えていただき、だんだんとコツを掴んでいきました。太陽の光を浴び、土の香りを胸いっぱいに吸い込むと、「私たちが普段口にしているオーツミルクは、こんなにも豊かな自然の恵みから生まれているんだ」と改めて感動しました。

海外、特にオーストラリアでは、オーガニック製品や地元の食材を大切にする文化が根付いています。マルシェに行くと、農家さんが直接収穫したばかりの野菜や果物を販売していて、その新鮮さと美味しさにいつも驚かされていました。今回の収穫体験は、まさにその時の「大地と繋がる喜び」を思い出させてくれる、素晴らしい体験だったと思います。

風の力で麦と籾(もみ)を分離する「唐箕(とうみ)」

オーツ麦収穫体験レポート 9

収穫体験のハイライトの一つは、昔ながらの風選機「唐箕(とうみ)」を使った作業です。これは、扇風機のようなファンが付いた機械を手で回し、発生する風の力で麦と籾を分離するというシンプルな原理の道具。この古き良き道具を使って、実際に麦から籾(もみ)を分離させる体験をしました。

混ぜ合わせたオーツ麦と籾を唐箕に入れると、風が籾を飛ばし、麦だけが下に落ちる様子に私たち大人から子供まで大興奮。現代では機械化されている作業ですが、先人たちの知恵と工夫が詰まったこの道具を通して、昔の農作業の大変さや、自然の力を利用する知恵を学ぶ貴重な機会となりました。

収穫体験後は飲み比べ|好みのオーツミルクを見つける旅

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収穫体験の後は、場所を移して市販されている様々な種類のオーツミルクを飲み比べる試飲会が行われました。これはまさに、オーツミルク好きにはたまらない企画!

会場には、普段からオーツミルクを愛飲している方、これから試してみたいと思っている方など、様々な参加者が集まっていました。皆さん、それぞれのオーツミルクをじっくりと味わい、感想を語り合っている姿が印象的でしたね。

今回のラインナップはこちら!

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今回試飲したのは、人気の高い4種類のオーツミルクです。同じオーツミルクでも、国やメーカーによって味わいや口当たりが全く異なり、改めてオーツミルクの複雑さを実感しました。

ブランド名原産国特徴価格帯(目安)
① Alpro 砂糖不使用フランス砂糖不使用で、オーツ麦本来の優しい甘みが特徴。450円前後/1L
② THE BRIDGE Naturalイタリアオーガニックで、まろやかな口当たり。750円前後/1L
③ THE BRIDGE Baristaイタリアバリスタ仕様で、フォームミルクに最適。800円前後/1L
④ Minor Figures Baristaイギリスバリスタからも支持される本格派。900円前後/1L

(※価格はイベント当時の目安です)

この中で特に印象的だったのは、バリスタ仕様のオーツミルク(③THE BRIDGE Baristaと④Minor Figures Barista)の、圧倒的な甘さ。加糖しているわけではないのにここまで甘くできるのは、オーツ麦に含まれるでんぷんによるもの。「この中でどれが一番好みか」という簡単なアンケートでも、この③のブリッジ バリスタに手を挙げた方が多かった印象です。

私は普段からラテをよく飲むので、これは自宅でもぜひ試したい!と思いました。

また、オーストラリアでも様々な種類のオーツミルクが販売されていて、カフェでは豆乳やアーモンドミルクと並んで、オーツミルクが定番のミルクとして選べるところがほとんど。特にバリスタ仕様のオーツミルクは、そのクリーミーさから多くの人に愛されています。今回の飲み比べで、改めてそれぞれのオーツミルクが持つ個性や魅力に気づかされました。

五感で味わうオーツミルク|「菓子うつろひ」さんでのイベント

小さなカップに注がれたオーツミルクを一つずつ丁寧にテイスティングしていく時間。香り、色、そして口に含んだ時の風味や舌触り…五感をフルに使ってオーツミルクの個性を感じることができました。参加者の方々と「これはさっぱりしてるね」「こっちはコクがあるね」と意見を交わしながら、それぞれの好みに合うオーツミルクを探すのは、まるで宝探しをしているようでした。

また今回は菓子うつろひさんのスペースでイベントが開催されました。イベントで振舞われたヴィーガン料理はどれも美味しく、そしてお二人の優しい雰囲気も相まってとても優しい空間の中、オーツミルクを楽しめました。お近くの方はぜひ寄ってみてください。

オーツミルクのある暮らしを

未来369ファーマーズさんのように、生産者の方が心を込めて育てたオーツ麦が、様々なメーカーさんの手によって私たちの食卓に届く。まだまだ日本ではオーツ麦の栽培は普及していませんが、今回のイベントではそのプロセスに触れることで、日々の食事がより豊かに、そして感謝の気持ちを持って楽しめるようになりました。

もし、まだオーツミルクを試したことがない方がいらっしゃれば、ぜひ今回のイベントで紹介されたブランドから試してみてはいかがでしょうか?きっとあなたのお気に入りの一杯が見つかるはずです。

オーツミルクラボでは、これからもオーツミルクに関する最新情報や魅力をお届けしていきますので、お楽しみに!

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