オーツミルクの賞味期限は、一般的には常温の開封前で1年程度。ですがオーツミルクは輸入商品も多く、輸入されたタイミングによって賞味期限も変わります。国内製造であっても賞味期限をしっかり確認する必要があるのは、常温で保存が可能だからこそ。
より長持ちさせたい場合は冷凍でも保存は可能ですが、基本的に開封後の日持ちは1週間程度になります。
オーツミルクの賞味期限について
知っておきたいこと
- 未開封常温で1年程度
- 常温保存は以下の点に気をつける
- 直射日光の当たらない場所
- 温度上昇が激しくない場所
- 日陰
- 輸入品は日付を要確認
その他オーツミルクの基礎知識を知るにはこちら
賞味期限は一般的に1年程度と長い

オーツミルクの賞味期限は開封前であれば1年間程度です。開封後は要冷蔵で1週間前後の賞味期限になります。
牛乳と違い生鮮食品には当たらないため、スーパーでも冷蔵コーナーにあったりなかったりします。少なくとも牛乳とは違うスペースに置かれていることがほとんどです。
オーツミルク | 業務用・バリスタ用||
---|---|---|
開封前 | 開封後 | |
OATSIDE | 12ヶ月 | 5日以内 |
minor figures | 12ヶ月 | 7日以内 |
OATLY | 12ヶ月 | 7日以内 |
輸入品は輸入のタイミングに注意

オーツミルクは海外で製造し日本に輸入してきているものがほとんど。そのため製造日から手元に届くまで、例えば半年かかっていれば当然賞味期限はその分短くなります。
ちなみに国内製造のオーツミルクは上記の表の中では明治の「まるごとオーツ」だけ。
もちろん長年販売してきているメーカーがほとんどなので、賞味期限に関しても十分に気をつけているはずです。ただし私たちも油断せず確認はしっかりしておきましょう!
【メーカー別】オーツミルク製造工場のある国
開封前は常温でも保存が可能

オーツミルクは未開封・開封前の状態で常温で保存が可能です。ただし以下の点に気をつけて保存しましょう。
- 直射日光の当たらない場所
- 温度変化が起きづらい場所
- 縦置き(横に倒すのはあまり推奨しない)
基本的にどのオーツミルクもこのような場所で保存した場合に、賞味期限が1年間程度になります。
なぜ縦置きがいい?
これは経験則でもあるのですが、オーツミルクは横に倒すように置くとキャップ付近から漏れる恐れがあります(かなり可能性は低いですが)。なぜなら横に置いてしばらく放置しておくとキャップ部分が柔くなり漏れ出すということが稀にあるから。
というのもオーツミルクのキャップ付近は穴が開きやすい構造で少し薄くなっている可能性があります。キャップを回すと穴が開き液体が出るイメージですね。そのため長時間液体が触れていると、その部分からパッケージがふやけ始めることがあるのです。縦に置いておけばその心配は全くありません。
横に倒して常温保存・冷蔵保存してもすぐに飲むのであれば気にしなくてもいいのですが、それが例えば1年近く放置していた場合長期保存できるメリットが返ってデメリットになることも。

上記画像をご覧ください。こちらはNG例になります。一方で記事全体の画像を見ると上記のNG例を除く画像全てのオーツミルクは「縦置き」です。
牛乳はたまに横になって陳列されてますが、日本の牛乳のパッケージは横置きにしても漏れないよう工夫されています。また基本長期保存ができないため漏れ出す心配がそもそもないのです。
なのでこの↑状態で長期保存は基本避けましょう!
開封後の日持ちは1週間程度

オーツミルクの開封後の日持ちは1週間程度です。密閉・密封された状態で工場から運ばれてきますが、空気に触れたタイミングで鮮度が落ち始めます。
また開封後、なるべく鮮度を保つためには
- 直射日光の当たらない場所
- 温度変化が起きづらい場所
- 縦置き(横に倒すのはあまり推奨しない)
この3点は必ず守りましょう。
オーツミルクはオーツ麦など成分が底に沈殿しています。飲む前に必ずよく振って飲みましょう。そうしないと、飲み終わりに小麦色に濁った沈殿物が最後まで残ってしまいます。その分オーツミルクも薄まっているのでもったいないですね…!
すぐに飲まない場合は冷凍も可能だが、あまり推奨しない

オーツミルクは冷凍も可能です。紙パッケージのオーツミルクはそのまま冷蔵庫に入れても問題ないでしょう。ただし冷凍にはメリットがあまりありません。
理由としては以下の通り。
- 常温でも長期保存が可能だから
- 開封前で冷凍した場合、常温での賞味期限よりも長くなるわけではないから
- 解凍する時は自然解凍、レンジなど熱を加えると風味や味わいが劣ってしまうから
- 開封後、口をつけていない状態であれば、冷蔵よりも保存期間は伸びる可能性あり。ただし推奨しているメーカーはなし。
たくさん余っちゃった場合
オーツミルク編集部はいつもこんな料理にオーツミルクを大量に使っています。
- 鍋料理・オーツ鍋
豆乳鍋のように、オーツミルクベースのオーツ鍋 - カレー
- シチュー
実はオーツミルクはこういった鍋系の料理でもいかんなく本領を発揮します。特に出汁と合わせるとあまりの旨みに驚きを隠せないでしょう。
さらに豆乳と違って、火を通しても成分が分離することなく美味しく食べられるんです!

腐るとどうなる?開封後オーツミルクは必ず「縦に直立」!
オーツミルクが腐ると、
- 嫌な酸の匂いがする
- ミルク本体がどろっとする
特に分かりやすい変化は「匂い」です。ちょっとでもいつもと違う酸味の匂いがしたら飲むのはやめて捨てましょう。
オーツミルクを腐らせないために

オーツミルクが腐ってしまう原因の中で特に気をつけたいことが一つあります。
開封後は横置きNG!必ず縦置きで保存!
オーツミルクの横置きは、オーツミルクを早く腐らせてしまう原因の一つ。そして意外と誰も気づいていない点です。開封後キャップ付近のパッケージ素材が脆くなります。これはキャップで本体に穴を開けているためで、多くのオーツミルクがこの構造を採用しています。
横に倒した状態はこの脆くなったパッケージ素材のところに常にオーツミルクが触れてしまいます。となるとその部分が柔く脆くなり、最悪の場合キャップはしまっているのに漏れ出す、もしくは腐敗を進めてしまうことに。
なので必ず、必ず開封後は縦置きで冷蔵庫に保存しましょう!これだけでオーツミルクをなるべく腐らせなくできるはずです。