世界中で愛されるオーツミルクのパイオニア「OATLY(オートリー)」。日本では一時期、スターバックスでも採用されるなど大きな話題になりましたが、現在、公式製品はほとんど手に入らない状況です。
一体なぜ、これほどまでに人気なブランドが日本市場から撤退してしまったのでしょうか?本記事では、OATLYが世界各国で展開する中で、なぜ日本だけが特殊な事例となったのか、その理由を深掘りします。
この記事を読めば、OATLYというオーツミルクがどういうメーカーなのかが包括的にわかるはず。味わいや評判などはもちろん、少し込み入ったお話(日本事業撤退の背景や、今後の再参入の可能性など)もお伝えしていきます。

OATLYとは?〜グローバルで愛される理由

OATLY(オートリー)は、スウェーデン生まれのオーツミルクのパイオニア。1994年の創業以来、環境配慮と科学的アプローチを掲げ、オーツミルクをはじめヨーグルト代替、調理用クリームなど、乳製品の「日常置き換え」を後押ししてきたブランドです。
- 1994年・スウェーデン発のオーツミルク先駆者
- 「科学×サステナビリティ」を柱に、飲料から料理用途まで展開
- 穀物由来のやさしい甘み・とろみ・香ばしさでカフェ採用も多い
- 国・文化ごとに商品を最適化するローカライズ戦略が強み
会社の基本情報(発祥・本社・事業領域)
創業 | 1994年(スウェーデン) |
---|---|
本社 | スウェーデン・マルメ |
主要カテゴリー | オーツミルク/バリスタ向けオーツミルク/ヨーグルト代替/調理用クリーム/フローズンデザート など |
特徴 | 環境配慮・科学的根拠・ローカライズ戦略を重視 |
ブランドの立ち位置(サイエンス×サステナビリティ)

OATLYは自らを「サイエンス・ドリブン・アクティビストブランド」と位置づけ、独自の「オーツベース”技」を核に商品を開発。
日々の一杯や調理シーンで、無理のない置き換えを促すことで、環境負荷低減とおいしさの両立を目指しています。
おいしさの理由(テクスチャ/香ばしさ/ラテ適性)
- 口当たり:とろみがあり、口に広がるなめらかさ
- 香り:オーツ由来の穀物感がほんのり香ばしい
- 相性:コーヒー・紅茶・スムージー・料理まで万能
特にバリスタ向けは、泡立ち・伸び・口当たりのバランスがよく、エスプレッソとの相性◎。自宅でも「カフェ級のオーツラテ」が作りやすいのが人気の理由です。
ローカライズ展開の強み(国別ポートフォリオ)
→乳製品代替を広く網羅
オーツミルク以外にも、クリーマー、クリームチーズ、フローズンデザート(アイスクリーム)など、牛乳の代替品を幅広く展開しています。特に、ミントチップやファッジブラウニーみたいなフレーバーのアイスは、アメリカのデザート文化にバッチリ合わせています。
→「飲む」から「使う」へ
創業の地スウェーデンでは、調理用クリームの「iMat」やスプレッドの「Pålägg」など、伝統的な家庭料理に欠かせない製品が豊富に揃っています。OATLYが単なる飲み物じゃなくて、食卓に欠かせない「食材」になろうとしているのがわかりますよね。
→嗜好・容量に最適化
中国では、バナナやメロン、緑豆といった、現地の味覚に合わせた特別なフレーバーを開発しています。小容量パックで売っているのも、アジアの消費行動をしっかり考えている証拠です。
この「国ごとに最適化する姿勢」が、OATLYが各地でファンを増やしてきた背景にあります。次章では、どこで買える?やなぜ日本で入手しづらい?といった実用的な疑問に答えていきます。
OATLYはどこで買える?なぜ日本で入手しづらい?(背景と今後)
現時点で国内での公式販売ルートは確認できません。一方で、欧米や一部アジアでは通常販売が継続しています。
- 日本:正規販売は停止中(代理店の取り扱い終了)。
- 海外:アメリカ・ヨーロッパでは通常販売つづく(公式商品ページ/店舗検索あり)。アメリカでは毎年話題になるスーパーボウルのハーフタイムショーでのCMにOATLYが出演し大炎上。話題に尽きませんが、欧米諸国で絶大な人気を誇っていることに間違いありません。
- 個人輸入:海外ECからの発送は可能な場合あり。ただし送料が高い&到着まで時間がかかる点に注意。
なぜ撤退?
市場・表示・サプライなど複合要因で撤退判断の可能性 >>詳細へ

国内:正規流通は2023年春で終了
国内の正規代理店は、2022年の日本上陸を発表後、2023年春で取り扱い終了を告知。現在はメーカー公式としての購入導線は停止しています(並行輸入・在庫販売を除く)。

海外:主力製品は販売継続(国別にローカライズ)
米国・欧州では、バリスタエディション/常温・チルドのベーシック/フローズンデザートなどの主力ラインが継続。アジアでは小容量フレーバー(バナナ・緑豆など)といった独自SKUも展開され、国ごとの嗜好・チャネルに合わせたローカライズが続いています。
この「適応的ポートフォリオ」はOATLYの強み。日本も例外ではなく、再参入時はチャネルやSKUの見直しが鍵になるはずです(後述)。
なぜ日本だけ特殊事例になったのか?(考えられる要因)

欧米で浸透した「ラテ用途」中心の需要が、日本では広がりに時間を要した可能性。
同じ製法でも、米国では製造過程で生じる糖が「Added Sugars(添加)」表示になるなど、国によって解釈が異なる点が誤解を生みやすい。
輸送コスト・為替影響・賞味期限要件など、継続供給の難度が上がった可能性。
量販/CVSでの棚取り、フードサービスでの継続採用、プロモ投資のバランス。
※上記は公開情報と市場一般動向を踏まえた編集部分析です。メーカーから日本再参入に関する公式アナウンスは現時点で確認できていません。
再参入はある?(勝手な予想)
- まずはカフェから:プロのバリスタさんが使うお店で広がれば、「オーツラテおいしい!」という声がまた増えます。そこで人気が安定したら、スーパーなどの売り場にも戻りやすくなります。
- 表記や伝え方を日本向けに:「砂糖は加えていないけれど、製造のしかたで甘みが出ることがある」など、ややこしい表示の違いを、わかりやすい日本語で丁寧に説明できると安心です。カルシウム強化の有無も、はっきり伝えると選びやすいですね。
- 買いやすいサイズと価格に:まずは小さめサイズや手に取りやすい価格から。アジアで販売しているフレーバーや小容量パックの知見がいかせそうです。
すぐに正規販売が再開するかは読みにくいですが、「カフェでの再スタート → わかりやすい説明 → 小さめサイズでお試し」という流れなら、日本にまた戻ってくる可能性は十分あります。
購入に関するよくある質問
日本で「正規に」買える?
いまは不可です。国内代理店が2023年春で取り扱い終了を出しており、公式ルートは停止中です。
並行輸入なら買える?
ときどき出品を見かけますが、価格が割高になりがちで、賞味期限や保管状態も確認が必要です。販売ページに輸入元・賞味期限・返品条件が書かれているかをチェックしましょう。国内ECでも「販売終了」表示が残っているケースが多く、在庫の新陳代謝は不透明です。
海外ならどこで買える?
アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリアでは通常販売。公式サイトの商品ページやOatfinder(店舗検索)から、取り扱い店舗やカテゴリ(ミルク/フローズン/クリーマーなど)を確認できます。旅行や出張のついでに探すなら、この2つをブクマがおすすめです。
個人輸入のコツは?
送料・到着日・在庫回転の3点を比較。冷蔵品はとくにコストがかかるので、まずは常温(ロングライフ)タイプから試すのが現実的です。海外ECで「世界発送OK」と明記のあるショップもありますが、送料は高めになりやすいです。
参考:日本上陸(2022年)のニュースや、当時の国内販売ページは現在もアーカイブで確認できます(販売は終了)。
今すぐ飲みたい方へ:国内で買えるオーツミルクの比較・おすすめは下記をどうぞ。
OATLYの栄養と添加物|牛乳と比較
「おいしいけど、栄養は?」「砂糖や添加物は入ってる?」——よくある疑問を、一次情報ベースでコンパクトにまとめてみました!数字はすべて100mlあたりで統一しています。
栄養成分(100ml) | 牛乳(普通) | OATLY バリスタ | OATLY オーガニック |
---|---|---|---|
エネルギー | 61kcal | 61kcal | 39kcal |
脂質 | 3.8g | 3.0g | 0.5g |
飽和脂肪酸 | — | 0.3g | 0.1g |
総炭水化物 | 4.8g | 7.1g | 7.2g |
— 糖質 | — | 3.4g | 3.4g |
食物繊維 | 0.0g | 0.8g | 0.8g |
たんぱく質 | 3.3g | 1.1g | 1.1g |
食塩相当量 | 0.1g | 0.10g | 0.10g |
カルシウム | 110mg | 120mg | —(無強化) |
OATLYは公式商品ページ(UK/EU表記)
根拠
根拠:牛乳の一般成分・ミネラル(エネルギー61kcal、脂質3.8g、炭水化物4.8g、Ca110mg ほか)=文部科学省データベース。OATLYバリスタ(エネ61kcal、脂質3.0g、炭水化物7.1g、Ca120mg ほか)とオーガニック(エネ39kcal、脂質0.5g、炭水化物7.2g ほか)は公式製品ページより。なお市場(国)により数値や強化の有無が異なります。
- 多め:炭水化物・食物繊維(β-グルカン)
- 少なめ:コレステロール(OATLYは0)、飽和脂肪酸、たんぱく質
- だいたい同等:カルシウム(※バリスタなど強化SKU)
砂糖は入ってる?甘いのはなぜ?
基本は「加糖していない」のですが、アメリカでは栄養表示のルール上、製造過程でデンプンが糖に変わると「Added Sugars(添加糖)」として計上されます。EU表記だと「自然由来の糖」として扱われるため、同じ製法でも表示が変わる点にご注意ください。
かみ砕くと、お米をよく噛むと甘くなるのと同じイメージ。オーツのデンプンが酵素で「麦芽糖(マルトース)」などに分解されることで、やさしい甘みを感じます。
添加物は?「使っていないもの」も知っておこう
バリスタエディションのレシピは水・オーツ・菜種油・少量の塩・ビタミン&ミネラル・酸度調整剤(リン酸二カリウム)が基本。乳化剤・安定剤・着色料は使っていません(※国やSKUで微差あり)。
- 酸度調整剤(リン酸二カリウム):コーヒーの酸に負けないようpHを整え、分離(凝固)を防ぐ役割。安全性は各国で認可済み。
- カルシウム強化:国やSKUにより有無あり。UKのバリスタは120mg/100mlで、牛乳の110mg/100mlと同等以上。
コーヒー適性は?(次章のチラ見せ)
バリスタは脂肪分約3%にチューニングされ、泡立ち・口当たり・伸びがちょうどいい「ラテ体質」。
エスプレッソと合わせても分離しにくく、家でもカフェ級のオーツラテが作りやすいんです。詳しくは次章で!
コーヒーやスムージーとの相性(ラテの作り方コツ/分離しないポイントつき)

結論から伝えると、OATLYはコーヒーともスムージーとも相性バツグン。とくにBarista Editionは泡立ちやすく、家でも「カフェ級」のオーツラテが作れます。ここでは、はじめてでも失敗しにくい手順と、分離しないコツをやさしく解説します。
かつて、スタバで使っていたのは通常タイプのOATLYでした!2025年8月現在では、別のメーカーのオーツミルクを使用しているようです。
ホット・オーツラテの作り方(かんたん3ステップ)
マグにエスプレッソ1ショット(約30ml)または濃いめのドリップを注ぎます。ドリップの場合はいつもより少し濃いめが◎。
OATLY(おすすめはBarista)を60〜65℃くらいまで温め、ミルクフォーマーやフレンチプレスで泡立てます。
※熱すぎる(70℃超)と香りが飛びやすいので注意。
エスプレッソの入ったマグに、泡立てたOATLYをゆっくり注ぐだけ。比率はコーヒー:OATLY=1:4を目安に、好みで調整してください。
アイス・オーツラテ(分離しにくい手順)
グラスに氷 → OATLYの順で先に入れる。
淹れたてのコーヒーは2,3分置いてから
少し温度を落としてからの方が、より冷たく飲めますよ。
最後にコーヒーをそっと注ぐ
コーヒーとオーツミルクが静かに混ざっていく様子を楽しみましょう。
分離しない3つのコツ(ぜんぶカンタン)
これだけ守ればOK!
- 温度:ミルク側は熱すぎない(60〜65℃)。アイスはコーヒーを少し冷ましてから。
- 酸度:とても酸味の強い浅煎りは分離しやすいことがあります。迷ったら中深煎りやコールドブリューを。
- 順番:ホットはコーヒー → ミルクの順で注ぐ。アイスは氷 → ミルク → コーヒーの順が安定。
基本的にOATLYのBarista Editionなどバリスタ・カフェ用に作られているオーツミルクは、コーヒーと混ぜても分離しにくくなるように作られているので、まずはここから試すのがおすすめです。
スムージーにも合う!かんたんレシピ5選
- バナナ×ピーナッツバター:OATLY 150ml/バナナ1本/PB小さじ1/氷少々
- ベリー×ヨーグルト代替:OATLY 150ml/冷凍ベリーひとつかみ/植物性ヨーグルト代替大さじ2
- カカオ×バナナ:OATLY 150ml/純ココア小さじ1/バナナ1本
- 抹茶ミルク:OATLY 180ml/抹茶小さじ1/好みで甘み少々
- グリーン:OATLY 150ml/ほうれん草ひとつかみ/りんご1/2個
レシピにおけるよくある質問
どのOATLYがラテ向き?
まずはBarista Edition。泡立ちや口当たりがカフェ仕様で、はじめてでも失敗しにくいです。
紅茶やチャイでもOK?
もちろん!ミルクティーやチャイも合います。濃いめに淹れてミルクを注ぐと、香りとはちみつのような甘みが引き立ちます。
どうして分離するの?
コーヒーの温度が高すぎる、または酸味が強すぎると起こりやすいです。温度を下げる/中深煎りにする/注ぐ順番を守ると改善します。
国内で買える別ブランドも検討中?
味・価格・泡立ちで選ぶならこちらの比較が便利です。
OATLYの会社情報と歴史(タイムライン+ハイライト)

創業 | 1994年(スウェーデン・ルンド周辺の研究から誕生)※ |
---|---|
本社 | スウェーデン・マルメ(公式リリース表記) |
上場 | NASDAQ:OTLY(2021年5月上場) |
主な事業 | オーツミルク/バリスタ向け/ヨーグルト代替/調理用クリーム/フローズンデザート など |
OATLY(オートリー)はオーツミルクのパイオニアにして世界最大のオーツミルク企業。
斬新なプロモーション戦略に加え、徹底したサスティナブルへの取り組み、学校など公共機関とのコラボレーションも積極的に行う魅力的な会社です。
OATLYのタイムライン(ざっくり流れがわかる版)
1994年 | スウェーデンでOATLYのルーツがスタート(研究開発→会社化)。 |
---|---|
2001年 | 「Oatly」ブランドでのオーツミルク商品を本格展開。 |
2006年 | スウェーデン・ランツクルーナに最初の自社工場を設置。 |
2012年 | トニー・ピーターソンがCEOに就任、ブランドの方向性を大胆にチェンジ。 |
2017年 | アメリカ本格参入。まずはバリスタ/カフェ起点で浸透。 |
2021年 | スーパーボウルで「Wow, No Cow」CMが話題に。 |
2021年 | NASDAQに上場(ティッカー:OTLY)。 |
2022年 | 日本市場へ参入(国内代理店が取り扱い開始)。 |
2023年 春 | 日本での正規取り扱い終了が告知され、現在は正規販売停止。 |
2023→24 | 北米マイナーリーグ野球(MiLB)と複数年パートナー契約→「Malmö Oat Milkers」企画を発表し全米で展開。 |
2023年 | 新CEOにジャン=クリストフ・フラタンが就任(トニーは共同会長へ)。 |
2024→2025(継続) | MiLBとの「Malmö Oat Milkers」企画 |
2024年12月 | シンガポール工場の閉鎖を決定 |
2025年5月 | 「ルックブック」でZ世代に攻めの需要喚起 |
- 工場設立で品質と供給を安定化(2006):自社工場をランツクルーナに設置し、製造体制を前進。
- “バリスタ起点”の成功(2017〜):カフェでの体験を入り口に、家庭消費へ広がる戦略がヒット。
- IPO&大型露出(2021):NASDAQ上場とスーパーボウルCMで一気に知名度アップ。
- 日本では一旦ストップ(2023春):国内代理店の告知どおり、正規販売は停止中。
- スポーツ×体験で再拡大(2023→25):MiLBと連携し、全米の球場でブランド体験を強化。
味レビュー(バリスタ/オリジナル/オーガニック)

OATLYの魅力は、なんといってもやさしい甘みと香ばしい穀物感。ここでは定番のBarista Edition、Original(常温タイプ)、Organicの3タイプを「香り・甘さ・コク・とろみ・後味・泡立ち」などで飲み比べしました。(編集部テイスティングの感想です)
- ラテ目的なら「Barista」一択:泡立ち・コク・口当たりのバランスがとても良く、家でもカフェ級に仕上がりやすい。
- ストレートやシリアルなら「Original」:甘みと香ばしさのバランスがちょうどよく、毎日飲みに向く。
- すっきり派・アレンジ自由度なら「Organic」:軽めの口当たりで、ごくごく飲めるタイプ。料理にもなじみやすい。
飲み比べチャート(星評価)
指標 | Barista | Original | Organic |
---|---|---|---|
香り(穀物感) | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
甘さ(自然由来) | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
コク/ミルキー感 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
とろみ(口当たり) | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
後味のキレ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
泡立ちやすさ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
ラテ適性 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
ストレート適性 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
タイプ別の味コメント
ラテ専用チューニング。泡がきれい!
コクととろみがしっかり。エスプレッソを包み込む感じで、口当たりがなめらか。ラテにすると甘みが立ち、余韻に穀物の香ばしさがふわっと残ります。
毎日飲みやすい「ちょうどいい」味
自然な甘みと軽すぎないコクがバランス◎。ストレート、グラノーラ、紅茶にも合わせやすく、家族で飲む「定番の1本」にぴったり。
すっきり系。ごくごく飲めるライトタイプ
後味が軽くてキレが良いので、スムージーや料理のベースにおすすめ。甘さ控えめが好きな人にも。
はじめの一杯テンプレ(失敗しにくい比率)
- ホット・オーツラテ:エスプレッソ 30ml:Barista 120ml(1:4)。ミルクは60〜65℃で。
- アイス・オーツラテ:氷 → OATLY 120ml → コーヒー 60ml の順。コーヒーは少し冷ましてからそっと注ぐ。
- ミルクティー:濃いめ紅茶 100ml:OATLY 100ml(1:1)。はちみつ少々でデザート感アップ。
- 朝のスムージー:OATLY 150ml+バナナ1本+冷凍ベリーひとつかみ。まずは甘み無添加で試すのがおすすめ。
シーン別おすすめ
シーン | おすすめタイプ | ひと言メモ |
---|---|---|
カフェラテ/カプチーノ | Barista | 泡立ち・コク・分離しにくさで安定。まずはここから! |
ストレート/グラノーラ | Original | 甘みと香ばしさがちょうどよく、毎日飲みに◎ |
スムージー/料理 | Organic | 軽めで素材の味を邪魔しない。アレンジ自由。 |
\ 国内で買えるオーツミルクも検討中なら! /
2014年以前のパッケージ

2014年以降のパッケージ(現在)

まとめ&関連リンク(他ブランド比較・再参入の見立て・Q&Aへのショートカット)
- いま日本の正規販売は停止中(並行輸入は見かけるが要注意)。詳しくは 「どこで売っている?」へ。
- 味は“やさしい甘み×香ばしさ”が魅力。ラテならBarista、毎日飲みはOriginal、ライト派はOrganic。
- 再参入のカギはカフェ起点+わかりやすい説明+小さめサイズ。見立ては 「入手しづらい理由&再参入はある?」で解説。
ショートカット(知りたいところへジャンプ)
他ブランドもチェック(いま買える比較)
「いま飲めるオーツミルクが知りたい!」という方は、味・価格・泡立ちで選べる比較記事がおすすめ。まずはここからどうぞ。
オーツミルクの基本もおさらい
「オーツミルクってそもそも何が良いの?」という方は、基本ガイドもどうぞ。食物繊維(β-グルカン)の話や、選び方のポイントをやさしく解説しています。
さいごに(編集部からひと言)
OATLYは「おいしさ」と「環境配慮」を両立しようとしてきたブランド。日本では一旦ストップ中ですが、カフェ起点→わかりやすい表示→小さめサイズという「やさしい再スタート」が実現したら、また気軽に楽しめる日が来るはず。
そんな未来を、私たちも楽しみに追いかけていきます!
FAQ(よくある質問)
日本で“正規に”買えますか?
いまは正規ルートが停止中です。並行輸入は見かけますが、価格や賞味期限の確認をお忘れなく。詳しくは 「どこで売っている?」をご覧ください。
砂糖は入っていますか?甘く感じるのはなぜ?
基本は加糖していません。製造の過程でオーツのデンプンが糖に変わるため、やさしい甘みを感じます。国の表示ルールの違いで、同じ製法でも「Added Sugars(添加糖)」と表記されることがあります(くわしくは本記事の栄養・添加物セクションをご覧ください)。
グルテンや乳は含まれますか?
オーツ自体にグルテンは含まれません。多くの市場でグルテンフリー規格に沿って製造・表示されています。一方、乳成分は不使用で、乳糖不耐の方でも選びやすい代替ミルクです。※最終的には現地パッケージ表示をご確認ください。
開封後はどのくらい日持ちしますか?
目安として冷蔵(10℃以下)で4〜5日程度、長くても1週間以内に飲み切るのがおすすめです。におい・味に違和感があれば無理せず処分を。※国やSKUで指示が異なるので、必ず容器の表示を優先してください。
コーヒーと混ぜると分離します。どうすれば防げますか?
カンタンなコツでほぼ防げます!
- 温度:ミルクは60〜65℃、アイスはコーヒーを少し冷ましてから
- 酸度:浅煎りの強い酸は分離しやすいので、中深煎りやコールドブリューが安定
- 順番:ホットはコーヒー → ミルク、アイスは氷 → ミルク → コーヒー
作り方の手順は 「コーヒーやスムージーとの相性」セクションでくわしく解説していま