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優しく満たしてくれたのは、深夜のポタージュだけじゃない。

オーツミルク ポタージュ 1

材料と作り方

スクロールできます
  • 玉ねぎ…1/2個
  • じゃがいも…1個
  • オーツミルク…300ml
  • 水…100ml
  • 固形コンソメ…1個
  • 塩…小さじ1/2
  • ホワイトペッパー…お好みで
  • オリーブオイルまたはバター…小さじ1
  1. 玉ねぎとじゃがいもは皮をむき、薄切りにする。
  2. 鍋にオリーブオイルまたはバターを熱し、玉ねぎを透き通るまで炒める。
  3. じゃがいもを加えて軽く炒めたら、水と固形コンソメを加えて蓋をし、じゃがいもがやわらかくなるまで煮る。
  4. じゃがいもがやわらかくなったら火を止め、粗熱をとる。
  5. 鍋の中身をブレンダーに入れ、オーツミルクを加えてなめらかになるまで攪拌する。 ポイント: 熱いままブレンダーにかけると蒸気で蓋が飛び、危険です。必ず粗熱をとってから行ってください。
  6. なめらかになったら鍋に戻し、塩とホワイトペッパーで味を調える。弱火で温め直したら完成です。

オーツミルクラボを立ち上げてはや一年。少しずつ見てくれる人も増えている中でも、いちばん応援してくれるのは私の妻。料理の下手な私にとって、オーツミルクの料理をいつも作ってくれる、もはや救世主です。

長く連れ添っているからこそ、その料理にはいろいろな魔力が詰まっていて、悲しい時も嬉しい時も、いつもどの料理もお腹を優しく満たしてくれる。それは私にとって間違いなくそうなんですが、妻にとってもそうであってほしいと思うばかり。今回作ってくれたのも、帰りが遅かった私たち二人がさっと作れるように、という思いを込めて作ってくれたオーツミルクのポタージュ。きっとみなさんも気に入ってくれるはず。

オーツミルク ポタージュ 5
オーツサイドというオーツミルクを使って作った

話し合ったのは、ここ最近わたしたちで流行りの「私生活とビジネスのあわい」(そんなタイトルを付けて話し合っているわけではないのですが)。

よく妻に相談しているのは、副業やフリーランスという仕事が増えたおかげで、仕事と私生活の区切りがすごく曖昧になっているということ。それに対して私が一方的に良くないという態度でもなく、この状態こそ正義!と思っているわけでもなく。このオーツミルクラボも、オーツミルクの美味しさや面白さを広げたい一心ですが、何より私がオーツミルクの一ファンだからこそ、日常生活に「オーツミルク」が溢れて、仕事なのか趣味なのかその間で彷徨っているのです。

「そういうもんだよ」と諭す妻に、「そういうもんかぁ」と納得する私。人の数ほど仕事があり、スタイルがあり、そのあわいで生きているから、きっとそういうものなのかもしれません。

オーツミルク ポタージュ 4
撮影のために必死に磨いたフライパン

満たしてくれるのは、深夜のポタージュのおかげでもないかもしれません。こういった優しくて曖昧な言葉に助けられていると思うと、妻のその言葉で心が満たされます。もちろんポタージュもお腹を満たしてくれるのは間違い無いんですが。作ってくれたオーツミルクのポタージュ、友人にいただいた玉ねぎとじゃがいもがとても甘くて、まさに素材の味。夜中ほど脂っこいものを食べると、寝起きがなんだかだるい感じが嫌で、あまり深夜にはごはんをたべないようにしているんですが、妻の作った暖かいポタージュであれば問題ありません。

結局「仕事と私生活のあわい」に答えはなく、というか解決をめざして話しているわけでもなく、なんとなく思っていることを分かち合うことに心地よさを感じています。結論を出そうとすると夜中はアドレナリンが出ちゃいそうですし。なんとなくの悩みをゆるく分かち合うことができる幸せを噛み締めています。野菜の優しい甘さとオーツミルクのとろみが、この日の体にとても溶け合うような、そんな相性の良さも相まったのかもしれません。

オーツミルク ポタージュ 2
ブレンダーでオーツミルクとふかしたじゃがいもをまぜまぜ

仕事に対する姿勢は、20代の頃とは全く違うものになってる気がします。それは口にして初めて気がついたことでもありますし、分かち合う相手がいて本当に良かったと思います。きっとこれからも私の仕事観もそうだし、生活観も、ライフステージもスタイルも、何もかも変わる時が来るはず。でも急にってことはないからこそ、日々なんとなくを分かち合うことを大切にしていきたいと思っています。

オーツミルク ポタージュ 1